複数環境で純正のメーラ、Mailのメールを共有する

 たとえば、自宅と職場でMacを使っているとき、できるならメールは一つにまとめておきたいということはありませんか?私はこれまで、Arena Internet Mailerをつかっています。これを64Mのコンパクトフラッシュにアプリケーションごと入れて持ち歩いています。こうするとコンパクトフラッシュが使える環境ではどこでも同じようにメールを送受信することができます(SMTPサーバの変更は必要になりますが)。

 本来なら、Arena Internet Mailerをこのまま、使い続けたいのですが、残念ながら開発終了。これを機にApple Mailに乗り換えようと考えました。そして、Arena Internet Mailerのときと同じようにメールの共有ができないかと研究していました。そして、うまくいったので、ここで紹介します。

 仕組みとしてはメイルのデータを持ち歩き、複数の環境で共有するものです。


メールを共有する

  1. 「/Users/自分のログイン名/Library/Mail」を持ち歩くメディアやiDisk等にコピーします。
  2. コピーしたMailフォルダの「シンボリックリンク」をつくります。
  3. 「/Users/自分のログイン名/Library/Mail」はほかの場所に移動して、一時保管しておきましょう。
  4. Mailフォルダのシンボリックリンクを「/Users/自分のログイン名/Library/」に移動します。
  5. これを各環境で行います。すべての環境で、このシンボリックリンクを ライブラリに入れていきます。
  6. すべてのメールはMailフォルダの本体のある場所に保存されていきます。