PowerMac G4静音計画

はじめに

このコーナーでは、うるさいPowerMac G4を静かにする改造を紹介します。このコーナーで紹介されてある改造を行うとAppleの保証が受けれなくなるので気をつけてください。また、この改造によっていかなる損害を被ろうと当方は一切責任を持ちませんので、この改造を行う場合は自己責任において行ってください。

ファンの交換

 まず、うるさいと感じるのはファンです。PowerMac G4には二つのファンがあります。今回はでかい方のファンを交換してみましょう。

 今回選んだファンはENERMAX社製の可変ファンです。このファンの特徴は1500rpm〜2300rpmの間で回転数を調節できることです。付属品はファンと電源コードです。大きさは120 X 120 X 25です。

この白い部分をドライバーで回すと回転数が変わります。

まず、本体をあけましょう。そうするとすぐにファンが見えます。こいつが今回のターゲットです。まずは、赤丸の部分の2箇所のねじをプラスドライバーで外しましょう。ねじはなくさないようにね(^^)
ねじを外したあと、金具全体を下の方に引っ張ると全体が外れます。

お次はファンの電源コードを外します。白いツメを下に押し込んでやると抜けます。

外れたら、金具についている4本のねじを外すとファンが外れます。あとは新しいファンについている4本のねじを外して金の網を外すと準備完了です。

ファンを取り付けて、前部に先ほど外した金の網を取り付けます。金の網は好みでつけましょう。私はゴージャスに見せるためにつけてみました。また、電源はMacと互換性がないので付属の変換ケーブルをつけます。

ごちゃごちゃして見にくいですが、適当にその辺にある電源とファンの電源コードを接続します。

あとは元に戻して、さあ完成だ!ちょっとゴージャスな感じになりました。好みがありますが(^_^;

さあ、ここからが大変、せっかく可変ファンなんだから可変スイッチが簡単に変えれるところに設置したいところ。どこにつけるか検討した結果、一番いいところは前面のプログラマスイッチを殺して、そこにつけようかとフロントパネルを外したところ、二度と元に戻らなくていいならできそうですが、一部壊さないとできそうにないのでやめました(あとで高く売るために)。次に考えたのは隙間部分から外に出そうとしたのですがあまりいい場所がなく、断念。

そして、最後にしょうがなくつけたのがフロントベゼルの隙間です。では、まずフロントベゼルを外しましょう。下の画像の赤丸のあたりに薄いプラスチックがあります。そこをちょっと押してやると簡単に外れます。

前面の金具は簡単に外れるので、さくっと外したあと可変スイッチをにょろにょろっと出してきます。あとはふたをしてしまえばこっちのもの。

非常に不格好ですが、簡単にファンの速さを変えることができます。

 

結果

1500回転にすると確かに静かになったような気がします。最大まで速くすると音は大きくなりますが、しっかり放熱をしてくれているような音になります。部屋が暑いときは回転数を上げて、寒いときは下げてなど簡単にすることができます。では、トータルとして静かになったか・・・・・・・・・?

残念ながらあまり静かになりませんでした。なぜかというと、このでかいファンより、電源についているファンの方が甲高い音を出しているのでこっちの音の方が非常に耳障りだからです。でかいファンが静かになった分、電源のファンが目立つようになった気もします。やはり、電源のファンも交換した方がいいかと思案中。こんな改造をしたい人は高い可変ファンの必要までないと思いますが、通常、よく売っている静音ファンを買ってつければ多少は静かになると思います。値段も1400円くらいと手頃なので暇つぶしにはいいと思います。