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こだわりの壁紙屋天印はMacOS X 10.1以上専用です。MacOS 9.2.1以下でご利用になりたい場合は、金印をご利用ください。
[推奨]
バージョンナンバーを見たらわかるように1.0になっていません。つまり、こいつ単体では私の望む機能が実現されていないことを示しています。それは画像の配置です。この機能を実現するためにはフリーウェアのTinkerTool 2.0.2以上と一緒に利用することをおすすめします。
1.こだわりの壁紙屋天印って何をするソフト?
このソフトはシステムの標準機能を使ってランダムに壁紙を変更するAppleScriptのアップレットです。天印はMacOS X専用アップレットです。同梱の「定期的に壁紙をかえるスクリプト」に入っているスクリプトを使用すると一定時間が経過したら壁紙をかえることができます。もちろんフリーウェアです。
2.こだわりの壁紙屋金印と何が違うの?
こだわりの壁紙屋天印(以下、天印)はMacOS X専用です。金印はクラシック版です。天印はMacOS 9.x環境では使用しないで下さい。
3.インストール
こだわりの壁紙屋天印はアップレットなのでどこにおいてもかまいません。起動時に使用したいときはSystem Preferencesにある「ログイン」のログイン項目に天印をドラッグ&ドロップするか、追加ボタンを押して天印を選択して下さい。次回起動時から自動的に起動するようになります。
4.システム要求
MacOS X 10.1以降
5.こだわりの壁紙屋天印の使い方
a.起動時のみの変更の場合
1.最初に起動したときにダイアログが表示されるので、画像入りのフォルダを入れてください。その際、そのフォルダにはなるべく画像以外入れないようにしてください。
2.選ばれたフォルダに入っている画像は自動的にリストが作られます。
3.次に出てくるダイアログで「変更」ボタンを押すと壁紙が設定されます。
4.あとはこのアップレットが起動するたびにリストから壁紙に設定されます。
5.ファイルがすべて壁紙に設定されたあとは再びリストを作り直します。
メニューバーの編集から「クリップボード表示」を選ぶと現在の状況(残りの項目数、選ばれているファイル等)を見ることができます。こだわりの壁紙屋天印を起動した直後に見てください。
b.定期的に壁紙をかえたい場合
同梱の「定期的に壁紙をかえるスクリプト」に入っているスクリプト(バージョンに「+」がついているもの)を使用すると起動時だけでなく、一定時間が経過するとリストから壁紙を設定します。このスクリプトを利用した場合、ファイル名などをクリップボードに書き込む機能は起動時の画像のみになります。後は設定されてある時間が経過すると壁紙が自動的にかわります。デェフォルトの設定は30分になっています。
6.壁紙に設定するフォルダの変更
壁紙にしてするフォルダを変えたいときは、そのフォルダをこのスクリプトにドラッグ&ドロップしてください。その時点でこれまでのリストは消去され、次回起動時にそのフォルダからリストが作られます。また、スクリプト編集プログラムでこのスクリプトを開いて構文確認をするとリストなどすべて初期化されます。
7.こだわりの壁紙屋天印のカスタマイズ
こだわりの壁紙屋天印は自分の使いやすいようにカスタマイズをすることができます。しかし、そのためにはAppleScriptの知識がちょっとだけ必要になります(なくても、できますが)。
a.読み込めるファイルを増やす(わからない場合は触らない)
現時点ではJPEGとGIFとPICTとしか読み込めない設定になっています。これ以外の形式を読み込み可能にするには以下の部分を修正してください。
--タイプと拡張子による判別
-- これ以外にほしい「タイプ」があれば自分で追加してください
set fx to characters -3 thru -1 of (sel as text) as string
if (file type of sel = "JPEG") or (file type of sel = "PICT") or (file type of sel = "GIFf") or (fx = "jpg") or (fx = "gif") then
スクリプト中の赤の部分に注目してください。読み込み可能のファイルを表します。読み込み可能のタイプを増やす場合、thenの前に or (file type of sel = "ファイルタイプ")と付け足してください。青地のところは任意のファイルタイプ入れてください。また、タイプが設定されていない場合、拡張子から判断することができます。その場合の拡張子を増やしたい場合はthenの前にor (fx = "3文字の拡張子")を付け足してください。これで読み込み可能のファイルを増やすことができます。
b.壁紙を変更する時間をかえる
property pictfolder : ""
property stfld : {} as list
property flist : {} as list
property cd : ""
property stflag : false
property changetime : 30
property ckflag : 1
スクリプトの先頭の文です。青地の部分は触らないようにしてください。赤字の部分で壁紙を変更する時間をかえることができます。
1.「property changetime : 30」の数字部分が壁紙が変更する時間です。単位は分で設定して下さい。1時間の場合は60です。
2.構文確認ボタンを押す
3.スクリプトをアプリケーションとして保存する(その際、終了時に終了しないにチェックを入れる)
8.既知の問題
このスクリプトでは配置がうまくいきません。そのため、解像度に合っていない画像を選んだ場合、縦横比が変わったまま配置されます。現バージョンではなるべく解像度に合った(解像度が1024×768なら画像の解像度も1024×768)ものにして下さい。
ただし、TinkerTool 2.02(http://www.bresink.com/)以降を利用するとこの問題を回避することができます。
9.著作権と配布
このスクリプトは個人で楽しむだけなら、許可を得ずにスクリプトをカスタマイズして使うことができます。しかし、改変しての配布などは禁止します。著作権は(c)2001 宮本朋治にあります。Web等で改変を伴わない配布は自由に行うことができます。ただし、雑誌等に掲載する場合は、まず、宮本朋治<>まで、ご一報ください。また、収録誌をいただけると嬉しいです。最新版は<https://paranoia.jp/>にて公開しています。
10.免責
このソフトウェアは損害を発生しないと思いますが、あくまでもご自身の責任のもとでお使いください。作者は、これに関わるいかなる保証も行いません。